今年のアカデミー賞を多くの部門で受賞した
「エブエブ」(タイトルが長いので省略させて頂きます)を観てきました
アカデミー賞の各部門を選出する協会会員も
以前から指摘されていた高齢の白人男性が多くを占めていた時代から
偏りを無くして多種多様な人種や男女比など加味して
会員構成を変化させた結果が
「エブエブ」受賞を生み出したのかも?と思いました
昨年は黒人俳優ウィル・スミスが(いろいろ物議を醸しましたが)
主演男優賞を受賞しましたし
今回は「アジア系俳優が躍進」のイメージにしたかったのかも…?
毎年、アカデミー賞作品賞というと
重厚で社会問題を描くような濃い人間ドラマが受賞する
イメージがありました
もちろん、「エブエブ」に通底するテーマは「家族愛」や
「女性の社会進出」、「同性愛」などではあります
お尻に○○○○を突き刺したまま闘うカンフーシーンといった
下ネタありのドタバタB級コメディテイストがあまりにも盛り沢山なので
観客も違和感を覚えたのか
私が観た映画館ではこうしたギャグに爆笑する程の反応はありませんでした
ただ、私を含めて
アカデミー賞受賞作品に対する固定概念をブチ壊して
目から鱗が落ちるようにしてくれたのは
この「エブエブ」だったのかもしれません
マルチバースの概念(「エブエブ」流の解釈ですが)が
分かり易く映像化されて
難解なパラレルワールドなどが
アッサリと腑に落ちたのはスピリチュアル好きとしては
興味深かったです
普段の自分では思いつかないような
奇抜というか狂気じみた行為をしないと
より遠くのマルチバースで存在する自分の優れた特技を
ダウンロード出来ないという設定は爆笑しつつも
自分の人生の行く道をどのように選ぶかは
例え、世の常識や他人からは狂っていると
言われても「心の声に従え」という教訓は
スピリチュアルだなぁ~と感動しました
ちなみに「インディー・ジョーンズ」世代として
懐かしいキー・ホイ・クワンが復活してくれたのも嬉しいですし
アジア系の俳優たちがキャスティングされたハリウッド映画が
どんどん公開されると良いですね